団体の種別、設立年月、団体の設立目的
■種別 一般社団法人
■設立年月 2016(平成28)年1月
■団体の設立目的
定款にて、「当法人は、まちづくりに係る活動及び教育の研究及び普及を通じて、地域社会の健全で持続的な発展並びに国際相互理解の促進及び技術協力に寄与することを目的とする。」と定めています。なお、その目的に資するため、次の事業を行うとしております。
- まちづくりに係る活動及び教育に関する教材作成
- まちづくりに係る活動及び教育の啓発、普及
- まちづくりに係る活動及び教育に関する情報収集及び情報提供、出版物の発行
- まちづくりに係る活動及び教育に関する技術支援、ノウハウの提供
- まちづくりに係る活動及び教育に関する専門家の養成
- まちづくりに係る活動及び教育ための専門家の派遣
- まちづくりに係る活動及び教育施設の管理、運営
- 上記に係る受託研究および調査
- その他、当法人の目的を達成するために必要な事業
組織(役員構成、その他構成員の人数等)
役員構成としては、代表理事(業務執行理事兼務)として中山高樹が、また、理事には、泉耿介、梶島邦江、小出修、中野恒明、佐久間康富、山本理の6名が、この他に監事1名として小林恭一が就任しており、以上役員8名の構成となっています。
そのほかの構成員については、定款では、以下の4種にて、内、正会員をもって「一般法人法」に係る社員としております。現在正会員に2名程が参加する意向をもらっていますの、現時点では10名による活動を予定しています。設立まもない法人ですので、今後引きつ続き会員の拡大を図っていきたいと考えています。
(法人の構成員)
- 正会員 本定款第3条の事業に関する専門的知識または経験を有する者で、当法人の目的に賛同し入会した者
- 一般会員 当法人が行うまちづくり教育の支援または育成を受けるために入会した者
- 賛助会員 当法人が行う事業を支援するために入会した法人
- 名誉会員 当法人の発展に大きく寄与した功績があり、社員総会において承認を経た者
沿革・活動実績
当法人は、現在、かつて出版した「まちづくりがわかる本」のモンゴル語版翻訳を契機に、再結成された団体で、今後の活動を本格化するため、2016年1月に「一般社団法人」へ移行しました。
そのため、ここでの沿革、活動実績については、任意団体「浦安まちブックをつくる会」設立趣旨と、2015年2月より、本格化したその後の後継組織としての「Team街人」について記載しています。
なお、当法人の活動としては、2015年から始めたモンゴルでのまちづくり支援に当面集中して取り組むこととしていますが、将来的には、アジアの途上国にて、日本版のまちづくり活動および教育の普及、支援を通じて、国際相互理解の促進及び技術協力に寄与していきたいと考えています。
1)「浦安まちブックをつくる会」設立の趣旨
「浦安まちブックをつくる会」は、子どもむけの「まちづくり」の本をつくることを目的に1997年に結成された会であり、目的集合、目的参加の会でしたので、本づくりが終わった時には、解散することを予定していました。もともとこの会は、浦安「街人の広場」のメンバーで構成されていたことから、「ブック」つくりの経験はこの「街人のひろば」のなかに蓄積され、後の活動に活かされることになっていました。
この「街人のひろば」とは、まちづくりに関わりをもつ浦安市内在住・在勤者の自主的なつどいの会(現在の登録会員数約50名)である。これまで2ヶ月に一度、その時々の浦安にまつわる話題を持ちより、話し合いながら自分の住むまちへの関心、認識を高めるとともに、同じまちに住むものとしての交流を深めてきた。今後は「街づくりにかかわる浦安の人材プール」として、地域の要請に応えてメンバーを紹介、派遣してきました。
なお、「まちブック」づくり活動は、浦安市、浦安市教育委員会等からの助言・協力を得て作成してきたこともあり、出版後も、今後の活用の可能性についても示唆をもらい、市内中学校での総合的な学習や地域学習の場での活用を試行してきてきた。
2)つくる会の主な活動
まちブック制作時の活動としては、教材の作成にあたって既存文献、資料調べ、教育委員会へのヒアリング、市内3中学校におけるアンケート調査(1997年3月)などを行い、1998年4月より、財団法人ハウジングアンドコミュニティ財団から「住まいとコミュニティづくり活動」助成を得て、「まちブック」の試用本を作成。市内中学校や地元大学での授業などでの試用を繰り返しながら、より充実した内容、表現を再検討した上で、1999年11月彰国社より「まちづくりがわかる本:浦安のまちを読む」を出版しました。
その後の活用方法としては、市民団体主催のまち歩きツアー、小・中学校における地域学習、市民まちづくり講座などで、教材活用として活用されてきています。
2015年4月、まちブック作成時の中心メンバーであった梶島邦江(埼玉大学)の下に、以前留学していたアマル・ナヤンバートル氏によって、モンゴル版に翻訳されたことで、再び再結成しました。
名称は「Team街人」に変更し、浦安市内の子どもたちや市民向けにまちづくりに関する基本的な知識を伝えるための教材づくりであったが、こうした教材づくりを基本としながらも、新しい情報を組み込みつつ、モンゴルでどのように活用できるか、あらたな教材づくりを模索していくこととなりました。
3)つくる会設立当時(1999年当時)の構成メンバー
代表:梶島邦江、編集幹事:中山高樹、山本理
メンバーおよび所属:横堀肇(都市基盤整備公団)中山高樹(浦安市)山本理(長谷工総合研究所)、小出修(フジタ)、飯島忠昭(プレック研究所)、中野恒明(アプル総合計画事務所)土久菜穂(浦安市、梶島邦江(聖徳大学)佐久間康富(環境と造形)、泉耿介(都市環境計画研究所)、小林恭一(消防庁)、村田清光(浦安市入船中学校)福士恵美(フリー)
*イラストレーターの福士を除き、全員浦安市民であった。
4)、つくる会設立から現在までの活動実績
■2016年
10月、アマル・ナヤンバートル氏による講演会(浦安市市民プラザWave101にて)
9月、地元浦安市内の中学校にて、まちづくり学習(対象:一年生希望者)を実践(ゲストティーチャー)
1月、一般社団法人設立
■2015年
11月、法人化設立準備会の開催
9月、法人化への検討開始
5月、ウランバートル市内、モンゴル科学技術大学およびモンゴル日本にて、モンゴル版「まちづくりがわかる本」を参考図書にしながら、執筆メンバー5人にて講演会を開催
2月、モンゴル版の作成に関する打ち合わせ
■2001~2014年
この間は、「浦安まちブックをつくる会」の設立趣旨にあるように、子どもむけの「まちづくり」の本をつくることを目的に1997年に結成された会で、目的集合、目的参加の会であったことから、本づくりが終わった段階で解散した。
しかしながら、もともとこの会は、浦安「街人の広場」のメンバーで構成されていることから、「ブック」つくりの経験は、この「街人の広場」のなかに蓄積され、後の活動に活かされることになった。
なお、以下の団体が、上記「街人の広場」の有志が各目的に応じて会を結成され、さまざまな活動を展開した。
①まち学習サーカス団
②うらやす景観まちづくりフォーラム など。
■2000年
(メンバーによる講演活動)
3月:エコフレンド浦安(浦安市美浜公民館にて)講演者:中山髙樹(浦安市)
テーマ:わたしたちのurayasu、あなたのurayasu、みんなでかかわるまちづくり」
2月:日本都市問題会議2月例会(日本プレスセンターにて)講演者:中山髙樹
テーマ:「まちづくり専門家たちが、市民むけまちづくり教材をつくる!」
2月:社)都市計画コンサルタント協会・都市懇サロン(同協会にて)、講演:梶島邦江
テーマ:市民に語る都市計画-『まちづくりがわかる本-浦安のまちを読む』
2月:多摩ニュータウン学会まちづくり部会、講演:山本理
1月:都市計画家協会「懇話会」(都市計画家協会会議室にて)、講演:梶島邦江
テーマ:「都市計画に市民を取り戻すために-『まちづくりがわかる本-浦安のまちを読む』
■1999年
12月:早稲田大学都市計画フォーラム
12月:浦安まち歩きイベント
11月:「まちづくりがわかる本」出版
9月 :建築学会大会(広島)
3月 :中学生試読ワークショップ(浦安市日の出公民館にて)
■1998年
10月:明海大学・聖徳大学まち歩きイベント
■1996年
9月:製作開始/第1回打ち合わせ,これ以降、1回/月程度にて打ち合わせを開催